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GitLabに深刻な脆弱性、GraphQLで不正な改変が可能に — NCSCが更新を呼びかけ、PoC公開で悪用リスク上昇

オランダ国家サイバーセキュリティセンター(NCSC-NL)は2026年8月18日に公表したGitLabの脆弱性について、2026年8月26日 11:24(中央ヨーロッパ時間)に更新し、悪用を実証するPoC(概念実証)コードが公開され、悪用される可能性が一段と高まったとして直ちに更新するよう呼びかけた。対象はGitLab CE/EEのGraphQLに関わるCVE-2026-19478(CVSS 9.4)とCVE-2026-19650(CVSS 7.1)で、19.2.4など4系統の修正版が提供されている。

ソフトウェア

オランダ国家サイバーセキュリティセンター(NCSC-NL、オランダ法務・安全省傘下)は2026年8月18日に公表した**GitLab Community Edition(CE)およびEnterprise Edition(EE)**の脆弱性について、2026年8月26日 11:24(中央ヨーロッパ夏時間)に内容を更新し、悪用を実証するPoC(概念実証)コードが公開され、悪用される可能性が一段と高まったとして、まだ更新していないシステムは直ちにGitLabの修正版を適用するよう呼びかけた。

2件の脆弱性、CVSS 9.4と7.1 — GraphQLが影響

NCSC-NLによると、脆弱性は2件でいずれもGitLabのGraphQL(APIの問い合わせ言語)関連の処理に存在する。

  • CVE-2026-19478 — CVSSスコア 9.4(深刻)。権限を持たないユーザーが、GraphQLの機能を悪用して公開プロジェクトやユーザーデータに対して意図しない変更や削除を行える。
  • CVE-2026-19650 — CVSSスコア 7.1。権限のないユーザーが、特定のリクエストの処理の不具合を突いてサーバ上で変更を加えることが可能になる。

NCSC-NLは当初、悪用される可能性を「中」、悪用された場合の被害を「高」と評価していたが、**2026年8月25日の更新で「公的なPoCが利用可能になり、活発な悪用が観測される可能性がある」**としてリスク評価を引き上げた。

影響を受けるバージョンと修正版

NCSC-NLとGitLabの公表に基づけば、影響を受けるのは次のバージョン未満のすべてのGitLab CE/EEだ。

  • 19.2.4 未満
  • 19.1.6 未満
  • 19.0.8 未満
  • 18.11.11 未満

GitLabはこれら4系統それぞれの修正版(19.2.4、19.1.6、19.0.8、18.11.11)を公開済みだ。NCSC-NLは「GitLabが提供する更新をできるだけ早くインストールしてほしい」と述べ、自組織が脆弱なバージョンを使っているか不明な場合はITサービス提供者に連絡し、更新の実施と防御状況の確認を依頼するよう助言している。

NCSC-NLはGitLabを「チームがコードやプロジェクト、バージョンを共同で管理し、開発プロセスを整理・自動化するプラットフォーム」と説明している。日本国内でもソフトウェア開発やCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)の基盤として広く使われており、対象バージョンを利用している場合は影響を確認する必要がある。

悪用されると何が起きるか

NCSC-NLは、脆弱性を放置した場合、攻撃者がGitLabプロジェクト内のデータを無断で改変・削除したり、開発プロセスを妨害したり、機微なデータへアクセスしたりするおそれがあるとしている。いずれの脆弱性も認証のないユーザーでも悪用できる点が、深刻度を押し上げている。

2026年8月25日時点でPoCが公開されているため、NCSC-NLは「更新がまだのシステムは、できるだけ早くGitLabの更新を適用してほしい」と改めて強調した。

私たちにできること

NCSC-NLが推奨している対応は、GitLabが公開した修正版(19.2.4 / 19.1.6 / 19.0.8 / 18.11.11)への速やかな更新に限られる。同センターは、独自の回避策や緩和策を案内しておらず、提供された更新プログラムのインストールを呼びかけている。運用中のGitLabのバージョン確認や更新作業は、NCSC-NLの助言どおり、IT担当部門や委託先と連携して進めることが望ましい。

出典: Ernstige kwetsbaarheden in GitLab-producten ontdekt: update nu — NCSC-NL(2026年8月18日公表、2026年8月26日 11:24 更新。2026年8月25日追記でPoC公開と悪用リスク上昇を追記)

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