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インシデント / INCIDENT / OUTAGE

Microsoft 365で大規模障害 — Exchange Onlineを中心に認証・メール遅延、OneDriveやTeamsなどにも影響

Microsoftは2026年8月31日にExchange Onlineの広範囲な障害をEX1464935として公表し、後にMO1465074としてOneDriveやTeamsなどへ影響拡大を説明した。コア認証構成の問題を特定しサーバ単位のリセットで検証を進めている。

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要点

  • Microsoftは2026年8月31日、Exchange Onlineで認証エラーやメールの送受信遅延などが広範囲で発生しているとして調査を開始した。
  • 同社はMicrosoft 365管理センターで本件を当初EX1464935として追跡し、後にMO1465074へ切り替えて、OneDrive for BusinessやSharePoint Online、Teamsなど複数のサービスに影響が広がっていると説明している。
  • 8月31日14時29分(米東部時間)時点の更新で、Exchange Online基盤の複数の内部サービスが利用するコア認証構成に問題があると特定し、サーバ単位での手動リセットによる検証を進めている。

いつ何が起きたか

BleepingComputerがMicrosoftの管理センター情報を引用して報じたところによれば、Microsoftは2026年8月31日17時30分(UTC)に、Exchange Onlineで複数の障害が発生しているとして調査を開始した。ソーシャルメディア上で利用者からの報告が相次いだことを受けた対応である。

当初はExchange Onlineを最も影響が大きいサービスとして扱っていたが、同日15時09分(米東部時間)の更新で、事案はMO1465074として追跡し直され、影響範囲は次のサービスにも広がっているとされた。

  • OneDrive for Business
  • SharePoint Online
  • Microsoft Teams
  • Microsoft Purview
  • Microsoft Defender XDR

Downdetectorでは数万件規模のOutlookおよびMicrosoft 365利用者から、Outlookでのメール受信やクラウドサービスへのアクセスに関する障害報告が上がっていると伝えられている。

確認されている症状

MicrosoftがExchange Onlineについて挙げた症状は次のとおりである。

  • メール送受信の遅延または失敗
  • Exchange Onlineメールボックス内の検索で遅延、失敗、または不完全な結果
  • Exchange Onlineサービスへのアクセス時の認証関連エラー
  • Exchange管理画面でのアクセスや操作の困難
  • メールボックス操作やメッセージ配信ワークフローの断続的な失敗

同社は本件を「incident(インシデント)」として分類しており、通常は利用者への影響が顕著な重大なサービス障害を指す区分である。

Microsoftが説明する原因と対応状況

Microsoftは管理センターの最新更新で、「影響を受けたExchange Onlineリクエストに共通する障害パターンを特定し、それが認証とプロトコル接続に関連している」と説明した。そのうえで、サービスのテレメトリを分析して影響の根源を特定し、修復策の妥当性を検証しているとしている。

8月31日14時29分(米東部時間)の更新では、原因として「Exchange Online基盤内の複数の内部サービスが利用するコア認証構成に関連する問題」を特定したと公表した。Microsoftは個別サーバ単位で構成をリセットする手動テストを実施し、問題が解消するかを検証していると説明している。

同社は引き続き影響範囲の評価と監視を続けているとしており、対象地域の詳細は明らかにしていない。Microsoftは過去数カ月にもExchange Onlineの障害対応を繰り返しており、6月には北米・アジア太平洋・欧州でメール流通パイプラインに影響した障害、4月にはOutlookモバイルやmacOS版でのメールボックスアクセス障害などを解消したと報じられている。

利用者が取るべき対応

Microsoftは管理センターのサービスヘルス(Service health)で最新の進捗を更新している。管理者は管理センターの「正常性」からEX1464935およびMO1465074の追跡情報を確認し、組織内の利用者への周知と、再試行や代替手段の案内に役立てることが望ましい。Microsoft自身は現時点で利用者側への具体的な回避策を公表していないため、公式の更新を継続的に確認する必要がある。

出典:

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