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脆弱性 / VULNERABILITIES / ROUTER

TP-Link Archer AX55 v4に2件の脆弱性 — EasyMeshのバッファオーバーフローでRCEの恐れ、修正ファームウェアを公開

TP-Linkは2026年9月3日、Wi-Fi 6ルーターArcher AX55 v4の2件の脆弱性を公表した。EasyMesh機能のスタックベース・バッファオーバーフロー(CVE-2026-18167、CVSS 7.7)は同一ネットワーク上の攻撃者によるリモートコード実行につながる恐れがある。修正版ファームウェア1.2.1 Build 20260527が公開済みだ。

攻撃手法
ソフトウェア

TP-Linkは2026年9月3日、Wi-Fi 6対応ルーターArcher AX55のハードウェアバージョンv4に2件の脆弱性があることをセキュリティアドバイザリで公表した。同社は修正版ファームウェア1.2.1 Build 20260527を公開済みで、対象機種の利用者に速やかな更新を推奨している。アドバイザリは実際の悪用の有無には触れていない。

EasyMeshの欠陥はRCEに至る恐れ(CVE-2026-18167)

深刻度が高いのは、EasyMesh(メッシュ中継)モジュールのスタックベース・バッファオーバーフローであるCVE-2026-18167(CVSS v4.0で7.7/High)だ。メッシュモードが有効な状態で、同一LAN上の攻撃者が細工した入力を送るとeasymeshデーモンがクラッシュし、リモートコード実行(RCE)に至る可能性があるとTP-Linkは説明している。成立すれば、当該機器の機密性・完全性・可用性に大きな影響が出る。

攻撃条件はローカルネットワーク内からの到達(AV:A)に限られ、インターネット越しに直接狙える欠陥ではない。ただし家庭や小規模オフィスでは来訪者や侵入済み機器が同一LANに入り得るため、TP-Linkは対象機種の利用者に対して修正版の適用を求めている。

Webログインに共通の秘密鍵を埋め込み(CVE-2026-18330)

もう1件のCVE-2026-18330(CVSS v4.0で6.1/Medium)は、Web管理モジュールに共有のRSA-1024秘密鍵がハードコードされていた問題だ。同一LAN上の攻撃者がHTTPでのログイン通信を傍受した場合、既知の共有秘密鍵を使って管理者パスワードを復号できる。セッション鍵のAES保護も弱められており、通信の秘匿性が損なわれる。

影響範囲とTP-Linkの推奨

影響を受けるのはArcher AX55のハードウェアバージョンv4で、修正版は1.2.1 Build 20260527だ。TP-Linkは「影響を受ける機器の利用者は手順に従って最新ファームウェアに更新すること」を強く推奨している。更新しない機器は脆弱なまま残ると同社は注意している。

出典

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