VULNERABILITY / NETSCALER / PRE-AUTH RCE
NetScaler ADC/Gatewayの「DoS」脆弱性が実は認証なしRCEに — SAML構成を標的、webshell設置可能なPoC公開(CVE-2026-8452)
Citrix NetScaler ADC/NetScaler Gatewayの脆弱性CVE-2026-8452を解説。6月30日のセキュリティ速報ではメモリオーバーフローによるDoSとして公開されたが、watchTowr Labs(2026年8月14日)の分析で、SAML SPまたはIdP構成では認証なしのリモートコード実行に悪用できることが判明。SAML署名の正規化(canonicalization)処理でSignedInfo内のPrefixList(攻撃者制御のデータ)が固定サイズのバッファにコピーされる際のサイズチェック欠如が原因で、ヒープオーバーフローからwrite-what-whereプリミティブを構築し、nsppeの関数ポインタを上書きしてRIP制御、最終的に/var/vpn/theme/x.phpへのwebshell設置とroot権限でのコマンド実行を実証。影響バージョン(14.1-72.61より前/13.1-63.18より前ほか)、JPCERT/CCが公表する侵害調査のポイント(想定外のPHPファイル、異常に長いSAML Response、nsppeの異常終了・再生成、/bin/shのパーミッション変更)、Cloud Software GroupとJPCERT/CCの推奨(修正版へのアップグレード、回避策なし)をまとめる。
7–9 min read