脆弱性 / VULNERABILITIES / ROUTEROS
MikroTikがRouterOSの脆弱性を修正、ラトビアCERTは攻撃の活発化に警鐘 — 7.24.2などへの即時更新を
MikroTikは2026年9月3日、RouterOSに見つかったセキュリティ脆弱性の修正版を全チャンネルで公開したと発表した。詳細は更新猶予のため非公開だが、ラトビアのCERT.LVは9月4日、MikroTikルーターを狙う攻撃活動が活発化しているとして、7.24.2(Stable)や7.23.4・6.49.21(Long-term)への即時更新を呼びかけている。
ルーター機器ベンダーのMikroTikは2026年9月3日、自社OS「RouterOS」にセキュリティ脆弱性が見つかり、修正版をすべてのリリースチャンネルで公開したと発表した。同社は今回の更新を重要なセキュリティ更新と位置づけ、利用者に更新を強く勧めている。翌9月4日にはラトビアのCERT.LVが、MikroTikルーターを狙う攻撃者の活動が活発化しているとして、即時の更新を呼びかけた。
修正内容 — 詳細は非公開、修正版は4系統で公開
MikroTikの発表によると、脆弱性の修正は以下のバージョンに含まれている。
- 7.25 beta 3
- 7.24.2
- 7.23.4
- 6.49.21
脆弱性の内容や攻撃条件などの詳細について、同社は「利用者に更新の時間を与えるため、現時点では詳細情報を公開しない」と説明している。ほとんどの設定では危険は小さいとしつつも、更新を強く推奨している。家庭向け機器の一般利用者についても、差し迫った危険はないとしながら、全利用者に更新を勧めている。機器の「更新の確認(Check for updates)」メニューから更新版の入手を促している。
CERT.LVの警告 — ルーター狙いの攻撃活動が活発化
CERT.LVは2026年9月4日の注意喚起で、MikroTikルーターの侵害を狙う攻撃活動の活発化を示す情報を把握したと明らかにした。潜在的な脅威と攻撃者による侵害の機会を減らすため、使用中のMikroTik機器のソフトウェアを直ちに更新するよう求めている。CERT.LVが示す更新先は、個人向け機器で広く使われる7.24.2(Stable)と、企業で広く使われる7.23.4および6.49.21(Long-term)だ。
更新後の確認 — Flagged表示と不審な設定の点検を
MikroTikは、更新後に機器が侵害されていないかをRouterOSが自動で調べ、侵害の痕跡がある場合はログに「Flagged(フラグ付き)」状態として記録すると説明している。利用者はログ欄を確認し、機器がFlagged状態を示す重大な記録がある場合は、同社が用意するFlagged状態の対処文書の手順に従うよう求められている。
Flagged状態でない場合でも、MikroTikは更新後に機器の設定を見直し、身に覚えのないスクリプト、ユーザー、その他の設定がないか調べるよう求めている。同社はこの記事を今後新しい情報で更新するとし、脆弱性に関する連絡先([email protected])も案内している。
出典
- September 2026 vulnerability — MikroTik(2026年9月3日公開)
- Uzbrucēji pastiprināti cenšas kompromitēt MikroTik maršrutētājus — CERT.LV(2026年9月4日公開、ラトビア語)
この記事は、公開情報と編集部の調査・知見をもとに構成しています。内容は公開時点の情報に基づく解説であり、個別の環境への診断・対応を保証するものではありません。重要な判断では、記事内の出典や各提供元の最新情報もご確認ください。