ネットワーク運用管理製品を手がけるロジックベイン(神奈川県川崎市)は2026年8月17日、2025年12月8日に発覚した同社ネットワークへの不正アクセスとファイル暗号化被害について、「第4報・続報」を公表した。同社は2026年2月27日の第3報を最終報告としていたが、その後の外部専門機関による調査で、保有情報の一部がダークウェブ上のリークサイトに掲載されていることを新たに確認した。
確認された漏えい — 1万7559人分が掲載、約9万7338人が漏えいのおそれ
同社が公表した現時点の状況は以下の通りだ。
- ダークウェブへの掲載が確認された情報:顧客、取引先、展示会来場者ら1万7559人分の氏名、所属先情報(会社名・部署名)、連絡先情報(メールアドレス・住所・電話番号)など
- 掲載は未確認だが漏えいのおそれがある情報:上記に加え、同社とのメールのやり取りに含まれた個人情報、販売履歴に関する個人情報、製品評価版ダウンロード時の入力情報、展示会で取得した個人情報、管理していた契約書の記載情報など。対象は約9万7338人
- 含まれていないことが確認された情報:クレジットカード情報やマイナンバーが含まれていた事実は確認されていない
同社は本人通知の対象者に電子メールや書面での個別通知を順次送付しており、連絡先が確認できず個別通知が難しい人には今回の公表をもって代えるとしている。
原因 — VPN経由の侵入とランサムウェア実行と推測
同社がフォレンジック調査を依頼した外部専門機関の調査結果として、攻撃者が同社のVPN接続を経由して社内ネットワークに不正にアクセスし、ランサムウェアを実行したことで被害が発生したと推測している。今回のダークウェブへの情報流出も、この不正アクセスの際に情報を窃取されたことが原因と考えられると説明している。
二次被害について同社は、現時点でリークサイト以外での情報公開やSNSなどを通じた拡散、同社の顧客の個人情報を用いた不正利用は確認されていないとしている。一方で、同社や攻撃者をかたる不審なメールを受け取った場合は開封せず、記載されたURLにアクセスしないよう呼びかけている。
関係機関への対応と再発防止策
同社は発覚後、個人情報保護委員会への報告を速やかに行い、調査の進展に応じて複数回追加報告したほか、警察にも被害を相談した。外部専門機関によるフォレンジック調査も継続している。
再発防止策として同社は、発覚直後の全端末のインターネット接続遮断に加え、不正な挙動を検知・防御するEDR(Endpoint Detection and Response:端末の不審な動作を監視・対処する仕組み)の導入、アクセス権限管理の再設計と認証強度の引き上げを実施した。さらにISO27001(情報セキュリティ管理の国際規格)の早期取得、ログ管理体制の強化、セキュリティ担当部署の設立などに取り組むとしている。
問い合わせ窓口は同社のセキュリティ対応窓口([email protected]、平日9時〜17時30分)だ。
出典
- 不正アクセスに関するお知らせ 第4報・続報(2026/08/17) — ロジックベイン(2026年8月17日公開)
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