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脆弱性 / VULNERABILITY / BROWSER

GoogleがChrome 153を公開、230件の脆弱性を修正 — WebGLやCastのCriticalを含む安定版の更新を配信

Googleは2026年9月8日、Chrome 153を安定版として公開し230件のセキュリティ修正を実施した。WebGLやCastなど5件のCriticalを含む多数の脆弱性を解消し、Linuxは153.0.8010.36、Windows/Macは153.0.8010.36/.37へ更新する。Chromium基盤のブラウザを利用する組織も含めて速やかな適用が求められる。

ソフトウェア

Googleは2026年9月8日(米国時間)、Chrome 153をWindows、Mac、Linuxの安定版チャネルへ公開したと発表した。今回の更新は230件のセキュリティ修正を含む大規模なものだ。GoogleのChrome Releasesブログは、修正バージョンをLinuxは153.0.8010.36、WindowsとMacは153.0.8010.36/.37と示し、今後数日から数週間で順次配信すると説明している。

日本国内でもChromeは企業と個人の双方で広く利用されている。WebGLやCastなどのブラウザ中核機能に関わる脆弱性が含まれるため、組織は修正版の適用を優先して確認する必要がある。

230件の内訳 — Criticalが5件

Googleが同日公開した安定版のリリースノートによれば、今回の230件のセキュリティ修正には、深刻度がCriticalとされる5件が含まれる。いずれも細工されたウェブページを閲覧することで影響を受ける可能性がある。

  • CVE-2026-87464: Use after free in WebGL(Critical、報告: Lexi Groves)
  • CVE-2026-87488: Use after free in WebGL(Critical)
  • CVE-2026-87438: Out of bounds write in WebGL(Critical)
  • CVE-2026-87527: Buffer overflow in WebGL(Critical)
  • CVE-2026-87628: Use after free in Cast(Critical、報告: Hafiizh)

このほか、Highは40件以上に及ぶ。ANGLEやV8、PDFium、Viewsなど多岐にわたるコンポーネントが対象で、**V8のOut of bounds write(CVE-2026-87491、報告: Jihyeon Jeong)**なども含まれる。Googleは、修正の詳細やバグトラッカーへのリンクについて、多数の利用者が更新を終えるまでアクセスを制限すると説明している。サードパーティ製ライブラリに起因する脆弱性が他製品でも未修正の場合も、同様に制限を維持するという。

影響を受けるバージョンと更新方法

影響を受けるのはChrome 153より前のすべてのバージョンだ。Googleは次のバージョンで修正を配信している。

  • Linux: 153.0.8010.36
  • Windows / Mac: 153.0.8010.36 または 153.0.8010.37

ユーザーは**「設定」→「Chromeについて」を開くことで更新を確認し、ブラウザの再起動で適用できる。Googleは安定版へのロールアウトは数日から数週間で完了する**と案内しており、自動更新を待つ場合も手動での確認が推奨される。

また、Chromiumを基盤とするブラウザ(Microsoft EdgeやBrave、Operaなど)は同じエンジンを共有する。各ベンダーからChrome 153相当の修正を含む更新が配信されるため、派生ブラウザを利用している場合もベンダーのアナウンスを確認し、速やかに適用する必要がある。Googleは回避策で更新を代替できないとして、修正版への更新を呼びかけている。

出典

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