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Microsoft、Windows 11の9月セキュリティ更新で確認した不具合3件を公表 — USBオーディオ機器が起動しない、Hyper-V共有フォルダーが使えない事例など

Microsoftは、2026年9月8日に公開したWindows 11向け月例セキュリティ更新について、適用後に確認された既知の問題3件をサポート文書に記載した。一部のUSBオーディオ機器が起動しない、Hyper-VベースのLinux仮想マシンでホストの共有フォルダーを使えない、Remote Desktop Servicesが不安定になるという3件で、Microsoftはいずれも今後の更新で解決するとしている。

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要点

  • Microsoftは、2026年9月8日に公開したWindows 11向けの月例セキュリティ更新について、適用後に確認された既知の問題3件を自社のサポート文書に記載した。対象は24H2/25H2向けのKB5124008と、26H1向けのKB5124012で、両方の文書に同じ3件が掲載されている。
  • 1件目は、一部のUSBオーディオ機器が起動しない、または音が出なくなる問題だ。USB Audio Class 1.0の機器が対象で、デバイスマネージャーに「このデバイスを開始できません (コード 10)」と表示される、音量調節が無反応になるといった症状が挙げられている。
  • 2件目は、Hyper-VベースのLinux仮想マシンで、Windowsホストから共有したフォルダーを使えない問題だ。ファイル共有の仕組み「Plan9」を使う構成で発生し、Microsoftは影響を受けるアプリとしてWindows Subsystem for Linux(WSL)と「Claude Cowork」を挙げている。
  • 3件目は、Remote Desktop Services(RDS)が不安定になる問題だ。リモートデスクトップ接続が数分後に失敗する、サインインできない、サーバが「Please wait for the Remote Desktop Configuration」で止まるといった事象が報告されているという。Microsoftはいずれも解決に向けて作業中で、追加情報が得られ次第文書を更新するとしている。

何が公表されたのか

Microsoftは2026年9月8日(米国時間)、Windows 11向けの月例セキュリティ更新を公開した。このうち24H2と25H2向けの更新がKB5124008(OSビルド26100.9445および26200.9445)、26H1向けの更新がKB5124012(OSビルド28000.2954)だ。

Microsoftのサポート文書には「Known issues in this update(この更新プログラムの既知の問題)」の節があり、同社が自ら確認した不具合として次の3件が記載されている。いずれも「Microsoftは解決に向けて作業中で、追加情報が得られ次第この文書を更新する」という段階にとどまり、修正プログラムの提供時期は示されていない。

USBオーディオ機器が起動しない、または音が出ない

1件目は、USB接続のオーディオ機器に関する問題だ。Microsoftは、USB Audio Class 1.0の機器で次のような症状が起きる可能性があるとしている。

  • デバイスマネージャーに「このデバイスを開始できません (コード 10)」というエラーが表示される
  • 音が出ない
  • 音量の調節が無反応になる、または音量が0のままになる
  • サウンドの設定画面が無反応になる、または開けない

また、標準のステレオ再生では問題なく音が出ても、8チャンネルや3Dオーディオなどのマルチチャンネル再生に切り替えると音が出なくなる場合があるという。Microsoftは、こうしたケースでは2チャンネルモードに切り替えると音が戻ったという利用者からの報告があると記載している。この問題はUSB Audio Class 1.0の機器に限られる。

Hyper-VベースのLinux仮想マシンでホスト共有フォルダーが使えない

2件目は、Hyper-V上で動くLinux仮想マシンに関する問題だ。Microsoftによれば、HCS(Host Compute Service)が管理する仮想マシンを使うアプリで、Plan9という仕組みでWindowsホストから共有したフォルダーが、ゲスト側で表示されない、またはアクセスできない事象が起きる。

仮想マシン自体は正常に起動するが、共有フォルダーが使えないため、「Plan9のドライブ共有がマウントされていない」という趣旨のエラーが表示される場合があるという。Microsoftは影響を受けるアプリとして、Windows Subsystem for Linux(WSL)と「Claude Cowork」の2つを挙げている。Plan9を使わない標準的なHyper-V仮想マシンは、この問題の影響を受けない。

Remote Desktop Servicesが不安定になる

3件目は、リモートデスクトップ環境に関する問題だ。Microsoftは、組織によっては2026年9月のセキュリティ更新適用後にRDSが不安定になるとしている。具体的には次のような症状が挙げられている。

  • RDP接続が数分後に失敗する
  • サインインに関する問題が発生する
  • サーバが「Please wait for the Remote Desktop Configuration」の画面で停止する
  • Microsoft Management Console(MMC)、RDSライセンス診断ツール、エクスプローラーが無反応になる
  • Windows Updateの画面が応答しなくなり、読み込み表示が続く

Microsoftはこの問題について、即時の回避策が必要なIT管理者は「Microsoft Support for Business」に問い合わせるよう案内しており、あわせて今後のWindows更新で修正するとしている。

更新プログラムの適用を検討する際の前提

Microsoftは今回の文書で、既知の問題とあわせて、Windows 11 24H2のHome/Pro版が2026年10月13日に更新終了を迎えることも記載している。更新終了後は、既知の問題に対する修正や毎月のセキュリティ更新の提供が止まる。Enterprise版とEducation版は2027年10月12日までサポートが続く。Microsoftは最新バージョンのWindows 11へアップグレードすることを推奨している。

既知の問題は、あくまでMicrosoftが適用後の事象として確認した内容だ。自組織で同じ症状が出ているかどうかは、デバイスマネージャーの表示や仮想マシンの共有フォルダー、RDSの接続状況を確認すると判断しやすい。症状に応じた回避策や修正の時期は、Microsoftの文書の更新を確認してほしい。

出典

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